読書録 西洋美術、機械学習・ニューラルネットワーク・ディープラーニング

この1カ月程度で読んだ本など。機械学習関連については松尾研の学習ロードマップを参考にさせていただいた。

人工知能・深層学習を学ぶためのロードマップ – 東京大学松尾研究室 – Matsuo Lab

 

西洋美術関連は並行的に高校の世界史の教科書でヨーロッパ史のところを復習しながら読んだ。世界史(政治史等)と美術史が密接に関わっていることが少し見えてきて面白い。今後もますます知識を深めていきたい分野だ。

  • 西洋美術関連
    • 田中久美子『理由が分かれば面白い!西洋絵画の教科書』
      • 非常に平易に、かつ、初心者にとってちょうどいい情報量で西洋美術の世界にいざなってくれる良書だった
    • 池上英洋『いちばん親切な西洋美術史
      • こちらは絵画に限らず、建築等も含めて、西洋美術の歴史を平易に教えてくれる。初心者にとってやはり良書。大分西洋美術史の見通しがよくなった
    • 田中久美子『ゼロから始める西洋絵画入門』
      • 同一著者による西洋絵画入門。著名な西洋絵画を一つ一つ取り上げて、見開き計4ページにわたって、その絵画の写真、概要、絵の個別ポイントの解説、画家、その他関連絵画1枚の説明がついており、堪能できる
    • 木村泰司『世界のビジネスエリートが身につける教養 名画の読み方』
      • 正直、あまり面白くなかった。芸術・美術・絵画はもっと自由に楽しめばよいと思う。
      • 題名にあるようなビジネスエリートが身につける教養として絵画が必要かというと、そんなことはないと私は思う。教養とは未知の出来事に当たる基礎力のようなものとざっくりとらえており、別に絵画が必須とは思わない。ただ、どんなことからも柔軟に示唆を引き出すことはできるだろうとは思うので、もちろん、絵画が教養に資することは否定しない。
    • 千足伸行『すぐわかるキリスト教絵画の見かた』
      • 旧約聖書新約聖書を中心にキリスト教を題材とする絵画を順に取り上げ、基督教にまつわる物語や人物、事象への理解を深めることができ、思ったより面白かった。キリスト教ゆかりの地を旅し、美術に触れる際に、理解の助けになるだろう。